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クラビットで咽頭クラミジアを治療!

2019年10月14日
落ち込んでいる男性

初期の性器クラミジアの場合は、ジスロマック(アジスロマイシン)を飲んで治療をします。咽頭クラミジアの場合は、ジスロマックを飲んでも病原体が残留して完治させられない恐れがあります。クラミジア菌が喉の粘膜に感染した場合には、性器の場合と比べて約2倍の治療期間が必要です。のどの粘膜にクラミジアが感染した場合には性器よりも治りにくいので、ジスロマックではなくてクラビット(アシクロビル)を服用して治療を行います。クラビット(アシクロビル)はニューキノロン系で、強い殺菌効果を発揮する抗生物質です。

クラビット(500mg錠)を服用して咽頭クラミジアの治療を行う場合は、病原菌を完全に殺菌するまで1錠を毎日1回服用し続けます。治療期間の目安は2~3週間で、服用を開始して最初の数日間で症状が収まったとしてものどの粘膜を殺菌して完治させるために最後まで服用を続ける必要があります。250mg錠の場合は、1回2錠を服用します。咽頭クラミジアは性器クラミジアよりも治りにくいので、長期間にわたり治療を続けなければならないので注意が必要です。

クラビットの有効成分はレボフロキサシン水和物で、これは病原菌が細胞分裂をしながら増殖をするのを阻害する作用を持つ抗生物質です。レボフロキサシンは、DNAのコピーの邪魔をすることで細胞分裂を阻止します。

生物の遺伝情報が記録されたDNAは2重らせん構造になっていて、細胞分裂をする際は細菌の体を構成するたんぱく質合成の作業が行われます。たんぱく質合成のためには、DNAの2重らせんをほどいてデータを読み込む必要があります。細菌の細胞はDNAの2重らせんをほどくために、DNAジャイレースと呼ばれる酵素を利用して一時的に鎖を切断してからデータを読み込みます。たんぱく質合成に必要なデータの読み込みが完了したら再び結合させて、元の状態に戻ります。

クラビットの有効成分のレボフロキサシンはDNAジャイレースを阻害することで、DNAの情報を読み取れなくして細菌のたんぱく質合成を阻害する働きがあります。DNAの情報を読み取ることができなければたんぱく質を合成することができず、細菌は増殖ができません。ちなみにヒトの細胞はDNAジャイレースを使用しないので、人間に対しては影響を及ぼすことがありません。

クラビットは性器クラミジアの治療にも使用されるので、性器と咽頭部の両方に感染をしている場合にも治療をすることができます。ただし咽頭クラミジアの場合は治療期間が2~3週間と長いので、1~10日間にわたり性器クラミジアのための治療をしてものどの粘膜の病原体が残ってしまう場合があります。

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